画像検査もとても大切な検査です。
なぜか動物病院では腎臓病を含めた泌尿器の病気に血液検査ばかりおこなって、尿検査や画像検査を行わない事が多いと感じていますが、血液検査ではその病気の一部しか見ることはできません。
もっとも力を発揮するのは超音波検査(エコー検査)です。腎臓のサイズや形、腎盂の大きさや尿管のサイズ、膀胱の粘膜の厚さや結石の有無、膀胱内に腫瘍のようなしこりがあるかどうかなど、その得られる情報量はとても多く、エコー検査なしで泌尿器の診断治療はできないと言っても過言ではありません。
ただ、猫の尿管結石などでは腎盂の拡張もなく、レントゲンに写らないほど小さな結石が閉塞していることもあるので、そのような時にはCTの検査がとても力を発揮します。


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